日本財団 図書館


 

あることを示している。したがって、チェックの手順としては上記以外のところ、すなわちスイープ関係の回路をチェックすることから始める。
スイープ関係のチェックは、電圧が高くて故障の起きやすい終段の部分から、逆に前段へ追及の手順を進めていくのがよい。

 

(問2)(1)送信出力の低下もしくは欠如:感度不良になるか、或いは映像が出なくなる。
(2)ヒーターの断線:この場合は、出力はゼロとなるから映像は全く出ない。
(3)ミッシング:画面上では、映像が破れ傘状(スポーキングという。)になる。

 

(問3)(1)TR管の放電不良:クリスタルダイオードが焼損し、その結果感度不良となる。
(2)TR管の放電回復時間が長い:送信後のTR管の放電回復時間が長いため、近距離の感度が不良となる。したがって、丁度STCが掛かったように見える。

 

 

 

前ページ   目次へ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION